徒然草

徒然草

徒然草 幼馴染のゆり子(年賀シリーズ)

東京の自宅に帰ったら、年賀状がいくつか来ていた。LINEやらmessengerやらで済ますご時世に有難い。

書くネタも特になくてでも何か表現したかったので、とりあえずいただいた人のことについて、少し書いてみることにする。

 

・幼馴染のゆりこ

「年賀状が戻って来た」という連絡と私がゆりこの家を訪ねたのはナイスタイミングだったっぽい。手渡しでもらった。

 

ゆり子は、小学校からの幼馴染で家も歩いて1分のところになるのだが、高校~大学は特に連絡も取っていなかった。ところが社会人になって急に連絡がきて「結婚することになったからつきましてはスピーチを」なんてお願いをされたもんだから、正直びびった。

無事に結婚式も終わり、ホッとして東京に戻っている時に「スピーチが両家にウケた」と聞いて、大事な場面に頼ってくれて嬉しいなと思った。

 

それから全く会えなくて、いつのまにかベイビーちゃんも生まれてきて、会いたいのにタイミングが会わずに一年が差し掛かった時のことだ。

Instagramでベイビーちゃんが“先天性 筋ジストロフィーだということを知った。すぐに連絡したけど「大丈夫、心配しないで」との返答。私は既読をすぐにつけるけれど、返信で大した与力にもなれず、彼女の不安定な言葉が並ぶSNSを見てジレンマのまま日が過ぎていった。

 

やっと会えたのが、手渡しで年賀状をもらった今年の年始だった。結婚式以来だったのもあって、彼女の家に入ったときは謎のテンアゲモードで行ってしまった(恥ずかしい)

幼馴染は、「肝の座ったママ」をやっていた。ベイビーちゃんもむちゃくちゃ可愛い。むちゃくちゃクァワイィ。。。抑えていたテンアゲモード再来。

全然会ってなかったから、ゴミみたいなチリツモ話~真剣話までノンストップで4時間お話した。その中で、筋ジストロフィーのお話を聞いた。もうすぐ新薬が承認されそうで、セミナーに行っているとのこと。私も仕事で医療業界をやっていたこともあり、少ない経験を話していて、ふと顔を上げた先のママは、目をキラキラさせて耳を傾けてくれた。 

 

今すぐ助けたいと思った。助けるだなんておこがましい…という言葉を並べたくなるけど、本当に今すぐ助けたいと思った。

医者でも何でもないけれど、今すぐ救いたいと思ったし、それはベイビーちゃんだけじゃなくて周りの家族や携わるドクターとか周辺環境を丸ごと助けたいと思った。こういうのは、自己満がものを言う世界なのだとも思う。(某映画祭を担当していた時も思っていたが)

 

話はぶっ飛ぶが、今年はもっと自己満足できるようなことをしたいから、思ったことはいろんな人に伝えてみようと思うのです。うじうじしていないで、気持ちを表に出そうと思う。今、自分が満足できることの一つは「ヘルスケア分野を片足でもいいから突っ込んでいたい」。筋ジスではなくても、ヘルスケア業界の情報環境には浸かっていたい。そして、ゆり子の日常に変化をもたらせるようなことをしてあげたい。

 

少しでも良い変化を作っていけますように。よし、明日からも、頑張りましょう。