徒然草

徒然草

徒然草 わたしは豚肉の解凍が待てない。

早く仕事から帰れる日は家でご飯をつくるのだけど、いつも失敗するのが「解凍」だ。わたしは解凍ができない。んっと、正確に言うと、待てない。

冷凍室からカチンカチンに固まった豚バラを取り出し、電子レンジに入れる。待てないとはいえ[あたためボタン]を押すわけではなく、さすがにちゃんと[解凍ボタン]を押す。押すまでの設定が、きっと待ててない。

まず、たとえ100gのカチンカチン豚バラでも[200g]にクルクル設定する。その上、強中弱が選べるので[強]を押す。そして仕方なく待つ。

音が鳴る。ドアを開けると両端が蒸された豚バラが出来上がってくる。んーっ、ほら失敗だ。そのままフライパンに落とし込んで調理したら、はい![何枚か両端パリパリの豚バラもやし炒め]の出来上がりです。

 

なんで少し先の豚バラの様子がわかってるのに、100gを200gに設定しちゃうんだろう。

なんで出来上がりの料理が食感不揃いなのわかってるなに、強を押しちゃうんだろう。

 

んー。。きっと、私は家電に120%を求めすぎなのかもしれない。200g設定+強にしたら、解凍スピードは少しばかり速くなる。その少しばかりの時間を本当は丁寧に電子レンジに対応して欲しいのだ。

だけどそんなことができるはずもない。だって電子レンジもそんなこと製造者から叩き込まれてないからだ。でも、ちゃんと解凍された豚バラが欲しい。

 

じゃあ、AI搭載の電子レンジ使えばいいやん勝手にうまく適当に解凍もやってくれるだろうし。…という声も聞こえて来ないけど聞こえてるふりをする。…んー、ごもっとも。だけど、そうなのわかってるのに私は買い換えようとは思わない。そこは[蒸してしまう電子レンジ]が良いのだ。要望120%答えられると思うなよ、と柔軟に対応できない電子レンジこそ、むちゃくちゃ可愛くもはや不器用に見えるのだ。

 

これはヒトに応用しちゃダメなことです。120%要望すると豚バラみたいにどっかが蒸されてしまうしパリパリになってしまう。だから、ヒトにお願いして良いことは、極力60-80%ぐらいでお願いごとをするのが、きっと良いんだと思う。そうしたらきっと80%ぐらいの完成度+そのヒトの個性で、結局は120-200%に近づくんだと思うのです。

 

豚バラを解凍できないという話から、何故かヒトへのお願いの仕方のお話に触れてしまった。まぁとてもよくわからないけれど、こうやって自分の発見を記録していくのも良いなと思って、今年はちょくちょくアップしようと思っていますヨ。

 

ここまで読んでくださった方は、ついでに100gのカチカチ豚バラをうまく電子レンジで解凍方法を教えてください。

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